秋田の食べ物あれこれざっくり情報

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秋田の肉・魚




比内地鶏(ひないじどり)と卵

天然記念物である比内鶏を生産性を向上させる為にブロイラーと掛け合わせて作られた食用の鶏が比内地鶏です。名古屋コーチンなどと並び、日本3大地鶏にも数えられています。
比内地鶏は科学的にも旨味成分が多く含まれることがわかっており、濃厚なスープがとれるためきりたんぽ鍋のダシと具材としては欠かせません。他には焼き鳥やつみれを提供するお店も多くあります。
また比内地鶏の卵も濃厚で美味しく、お菓子も多く作られています。鶏肉と一緒に食べられる親子丼も人気です。

比内鶏は天然記念物なので食べてはいけない、違法などと言われることがありますが、これはTV番組「トリビアの泉」から広まった誤解で、流通量は非常に少ないですが生産地では食べることもできます。

 ありそうな場所:比内地鶏料理店、地元料理店、土産屋(加工品) 



鰰(ハタハタ)、ブリコ

ハタハタは秋田県の県魚にも指定されている魚です。
味は淡白な白身魚で、そのまま焼き魚やから揚げ、天ぷら、三五八漬けなど幅広い料理法で食べられていますが、伝統料理としてはハタハタ寿司としてもよく食べられています。

ブリコとはハタハタの卵のことで、ブリブリ・ブチブチと食べるような独特の固めの食感がその名の由来です。
ハタハタは調味料のナンプラーなどと同じ魚醤「しょっつる」の材料にもなっています。

 ありそうな場所:地元料理店、居酒屋、土産屋(加工品) 



ハタハタ寿司

ハタハタと米を乳酸発酵させたなれずしで、秋田ではお正月などによく食べる伝統的な保存食です。
切り身のものはそのまますぐ食べられるように、一匹タイプのものは保存して焼いて食べることも多いです。
漬けられたブリコ(卵)は特徴ある食感に仕上がります。冷蔵販売されているほか、駅弁などもあります。

 賞味期限:一週間程度(生)、1か月(冷凍)  ありそうな場所:土産屋 



しょっつる鍋

ハタハタや豆腐、ネギなどの具材を煮込み、味付けにしょっつるを使った鍋です。
しょっつるの風味が煮込まれてまろやかになり、コクが出ます。
主に冬に各家庭で作られ、男鹿市とその周辺の飲食店で提供されています。

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石焼鍋

漁師町ならではの豊富な食材と豪快さから生まれた郷土料理です。
桶の中に魚介などの鍋の具材を入れ、そこに1000度ほどの熱く焼けた石を入れて一気に煮立てる見ごたえもある鍋です。
主に男鹿半島の地域で提供されています。



貝焼き(かやき)

ホタテやあわびなどの貝殻に具を乗せて焼いたことが語源の、小さな鍋のようなものです。
家庭や飲食店、特に内陸部では実際は貝殻を使わず小さな鍋を使うこともあります。
秋田ではハタハタやタラといった定番の魚介や、塩くじら、ヤツメウナギ、どじょうなど様々な具材のかやきが作られています。

 ありそうな場所:地元料理店、居酒屋 



秋田の牡蠣・貝類

県南部沿岸の象潟・にかほ地域では天然の岩牡蠣がとれ、非常に大きく肉厚の身が飲食店や道の駅などで提供されています。旬は夏です。
県央、県北沿岸部でも漁場となる岩場が豊富で、牡蠣、サザエ、ウニ、あわびなどが採られて提供、販売されています。

 ありそうな場所:地元料理店、沿岸の市場、産直  岩牡蠣の旬:夏季 



秋田の魚

秋田は海の幸が豊富で、男鹿、象潟、八森など多くの漁港があります。
ヒラメ、カレイは秋田沖でとてもよく獲れる魚です、刺身や煮物、揚げ物でも美味しいです。
春告げ魚とも言われるメバルは秋田沖でとてもよく獲れる魚です、刺身や煮つけにして食べられます。
ノドグロ(アカムツ)はのどが黒い事からこう呼ばれている高級魚で、似ても焼いても美味しいと言われます。
男鹿半島沖では天然の真鯛が獲れます。お刺身や鯛めし、石焼鍋などにして食べられています。
県南部の沖ではフグが獲れます。県外に出荷されるものが多いですが、河豚刺や揚げ物、寿司などにして食べられ、北限のフグと言われています。

 ありそうな場所:地元料理店、沿岸の市場、産直 



ぼだっこ

「ぼだっこ」とは塩鮭のことで、牡丹の花の色のような赤さから「牡丹っこ」がその名の由来です。
焼くと塩が浮くほどの塩辛さが特徴で、おにぎりの具や朝食のお供に食べられ、コンビニのおにぎりにもなっています。

 ありそうな場所:地元スーパーの鮮魚コーナー(生)、一部コンビニ(おにぎり) 



かすべ

かすべとは魚のエイのことで、秋田県ではエイのヒレを使った煮物がよく作られます。
じっくりと時間をかけて透き通るようになるまで煮込むため、骨まで柔らかく、コラーゲンたっぷりです。
秋田県のお正月料理では定番であり、スーパーではお惣菜としてもよく売られています。

 ありそうな場所:地元料理店、地元スーパーの惣菜コーナー 



鱈鍋(タラ鍋)

鱈は秋田では冬の魚として非常によく食べられています。冬はタラの産卵期でもあり脂がよくのっており、寒鱈(かんだら)とも呼ばれます。
特に鱈の切り身やだだみ(白子)を豆腐やねぎと一緒に煮たタラ鍋が定番料理です。
タラ鍋にはしょっつるもよく合います。



だだみ

「だだみ」、または「だだめ」とは冬の産卵期に獲れる鱈の白子の秋田での呼び方です。
まったり、とろりとした濃厚な食感が好まれ、鱈鍋に入れられるほか、刺身、てんぷらなど様々な食べ方がされています。

 ありそうな場所:地元料理店、居酒屋 



佃煮

かつての八郎湖は小魚の漁が盛んでしたが、干拓後の現在も少量ながら小魚が獲られています。
八郎潟周辺では水揚げしたばかりの小魚をその場で煮上げる「生炊き」というここならではの製法で佃煮が作られています。
伝統製法で風味豊かな佃煮は、小分けにされて幅広く販売されています。



ザッパ汁

秋田県の男鹿半島を中心に作られ、食べられているあら汁(雑端汁)のことで、じゃっぱ汁とも呼ばれます。
地魚のぶつ切りやアラなどと大根などの野菜を煮込み、味噌や酒かす、しょっつるなどで味をつけて食べます。

 お土産向き  ありそうな場所:地元スーパー、産直、土産屋 



川魚・淡水魚

秋田の河川や湖ではアユ、イワナ、ヤマメ、サクラマス、ヒメマスなどが獲れ、塩焼き田楽や甘露煮にして食べられます。
秋田出身の漫画家による作品、「釣りキチ三平」でもその秋田の魚を釣って食べる様子はよく描かれています。
県内の田沢湖や十和田湖といった湖畔の観光地や屋台ではこれらの魚の塩焼きの田楽がよく販売されています。



棒アナゴ

標準和名をクロメクラウナギといい、黒くぬるりとした細長い魚です。
秘密のケンミンshowでも紹介されましたが、普通のアナゴと紛らわしいので注意が必要です。
外見はややゲテモノ感がありますが、パリっとした皮と白身、コリコリ感の美味しい魚です。

 ありそうな場所:地元料理店、居酒屋(男鹿半島中心) 



秋田錦牛と秋田牛

秋田錦牛とは、秋田県の畜産連盟が条件を定め認定しているA5、A4ランクの秋田県産黒毛和牛です。
上質な霜降り肉で、贅沢な焼肉やステーキにすると柔らかくて美味しいです。

またこれとは別に秋田県内産で秋田のコメを食べて育った黒毛ブランド和牛が「秋田牛」の名で総称され販売されることがあります。
県内産の黒毛和種としては「秋田由利牛」「羽後牛」「松尾牛」「森吉牛」「三梨牛」「みなせ牛」「中仙牛」などの11ブランドがあります。

 ありそうな場所:地元料理店、地元焼肉屋 秋田牛の幟のある店



秋田由利牛

由利地方で生産されている黒毛和牛です。
鳥海山の麓で育った上質の霜降り牛が特徴で、秋田を代表するブランド牛として県内飲食店でも幅広く提供されています。

 ありそうな場所:地元料理店、地元焼肉屋、イベント等の屋台 



森吉牛

県北の森吉山の麓で生産されている褐毛和牛です。ピンク色の赤身が特徴で、ステーキなどにすると食べごたえが楽しめます。ただ生産数はとても少なく、県内でもあまり出回ることはありません。



かづの短角牛(かづの牛)

県北の鹿角地方で生産されています。
古くから東北で飼われてきた牛をかけあわせた日本短角種の和牛で、全国的にも珍しい希少種で北東北以北でしか飼われていません。黒毛和牛とはまた違った自然放牧で引き締まった旨味のある赤身が特徴です。
生産数は少なく、県内では県北内陸部の飲食店で主に提供されています。



羽後牛

羽後地方で生産されている霜降り黒毛和牛です。
中でも格付A4以上のものはJAによって「うご牛」の名前でも販売されています。
飲食店での提供のほか、贈答品としても販売されています。



三梨牛

県南の三梨(みつなし)地域で生産されている霜降り黒毛和牛です。
現在十数件の農家のみが生産しており、子牛が出荷されて松坂牛などとして育てられるほか、成牛の肉はほとんどが県内で消費される希少なものとなっています。
県南部の飲食店や精肉店、イベント等の屋台で提供されています。



杜仲豚(とちゅうとん)

県南内陸部の中仙地区で飼育された豚です。
名前の通り杜仲茶入りの餌で育てられた臭みのないさっぱりとした肉質です。
生産数は少なく、県南の飲食店で主に提供されています。



桃豚(ももぶた)

鹿角地域の十和田で生産されている豚です。
その肉の色とこの地域で作られる「北限の桃」にちなんで桃豚と名づけられました。
柔らかく臭みのない肉は県内のスーパーや飲食店に広く出回っています。

 ありそうな場所:地元料理店、地元焼肉屋 



八幡平ポーク

八幡平ポークは、秋田県内陸北部の八幡平の恵まれた自然環境で育ったブランド豚で、柔らかくきめ細やかな肉質が特徴の四元豚です。
しゃぶしゃぶや焼肉もおいしいですが、加工品も多種作られており贈答品などにも使われています。



秋田のその他肉

秋田はマタギの里であり、かつて山林地域では猟によって肉を得ていました。
猟で獲られるクマ肉は、クマ鍋、貝焼き(かやき)などにして食べられてきました。
カモはカモ鍋やカモの肉蕎麦、県南南部では殿様の狩場料理に由来した御狩場焼きも作られています。
秋田県では馬肉が多く生産・消費されています。馬刺し、貝焼き(かやき)、ラーメンの具などにして食べます。
イノシシは秋田ではほぼ生息していませんが、内陸南部で飼育された臭みの無い猪肉が串焼きで販売されています。











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